ライくんへ250. 花野紅より | |
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(藍色のマグカップの彼が島を出てから季節は移ろったが、彼を慕っていた白いマグカップの友人はさみしい思いをしていないだろうか。こんな寒い日は心がきゅうとするかもしれない。暦の上ではまだ秋だけれど、真っ白い雪うさぎの形をしたカードを選ぶと、ちょっぴり首を傾げてからペンを滑らせる――) さむくないかい? (柔らかなあたたかさのあるクリーム色の文字はただそれだけ。大事な友人が震えて過ごしていなければいいな。そう思いながら書いた短いメッセージは、郵便屋さんに運ばれてしろサンタくんの元へぴょんっと跳んでいくだろう。) | |