d ライくんへ

276. 花野紅より
... 2018/03/21...Wed // 14:10:08

(窓の外、空からふわふわ落ちてくるたくさんの角砂糖に2年前を思い出して睫毛をはばたかせた探偵は、3回目のはぴはぴを今日にしようと決め張り切って準備を始めたけれど――いざお友達のお家へ出発しようとしたところで黒電話がりんりん鳴った。とても困っている依頼者さんに今日はお休みするなんて言えず、はぴはぴはどうするか少し悩んで、元同僚に連絡をすることに。――ふわふわのスポンジに真っ白いクリーム、いちごをたっぷり使ったバースデーケーキが入った白い箱は郵便屋さんに託され、お友達が親しくしている近所のおじいさんの手に渡ることとなる。おじいさん宛の手紙には、今日はライくんのお誕生日なので一緒にお祝いをしてほしい旨が書かれている筈だ。そして雪の日に生まれた彼には可愛らしい犬のバースデーカードが渡されるだろう)


ライくん、お誕生日とってもおめでとう…!
今年は3本のろうそくでお祝いだよ。
ぼくも一緒にお祝いしたいけれど遅くなっちゃいそうだから、先におじいさんとはぴはぴを始めてておくれ。

きみの毎日がいっぱいやさしくありますように。だいすきだ!


(ケーキの上には勿論、ハッピーバースデーライくんと書かれたチョコレートのプレートがちょこんと乗っている。カードに添えられたカラフルなロウソクは今年はどこに飾られるだろう。依頼が無事に解決したのなら、お日様色をふわふわ揺らした探偵がかけてきて、大好きなお友達にぎゅっと抱きつき、ふにゃりと笑っておめでとうを伝えるのだ――)


お返事を書く


※半角英数字4-8文字

azulbox ver1.00