成人した福永くんへ315. 亘秋久 | |
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福永くん限定でお得なチラシ! お誕生日特典でお店にあるお酒はどれでも好きなのサービスになります! 期間は無期限、だけど折角だし二十歳中に来てくれたら嬉しいかな? それじゃあ、お店で待ってます。 (熊五郎商店のチラシの空白に分かりやすい色ペンででかでかと書かれた文字。最後には愛嬌たっぷりのクマのイラスト入りで、直接お誕生日の彼のお家の郵便受けに入れておいた。投函して家に戻ってから、「あ、チラシ持参するかどうか書くの忘れてた」と、ひとり呟いたが彼の事は知っているし、店長からも承諾を得ているのでまあ大丈夫だろう。) | |
亘さんへ316. 福永正愛 | |
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亘さん、誕生日に僕限定のチラシまで作ってくださって、ありがとうございます…! チラシはしっかり受け取って、大事に保管してあります。 どのお酒を買わせてもらうか決めてから、お店に行こうと思ったんですけど…見れば見るほど素敵なお酒ばかりで、お店に行けばもっと色んなお酒があって迷うなってすごく想像できたもので…二十歳のうちに決められるのか、嬉しいのにちょっぴり不安にもなっているのが今の正直な心境です…。 とりあえず、まずはそれも含めて亘さんに相談に乗ってもらえたらと思っているので、お店にお邪魔させてもらいますね。 素敵なプレゼント、本当にありがとうございました。 僕も、こうして大人になる人を後押しできる亘さんみたいな大人を目指して頑張ります…! (手紙つきのチラシが投函された数日後、彼の家のポストにはきつね色の便せんと封筒に彩られた一通の手紙が届けられるだろう。いつになるかはまだ未定だが、彼の店を訪れるその日にはもちろん真心たっぷりのチラシも持参して相談に行くつもりで――まずは溢れるお礼の気持ちを伝えるまでに。) | |
福永くん317. 亘秋久 | |
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喜んでもらえて良かったよ。こんなチラシで良いなら毎年贈っちゃいそうだねえ。 成人のお祝いだからね、二十歳中の方がいいかなーって思ったけど、お酒もいっぱいあるし福永くんもやりたい事もたくさんあるだろうから、ゆっくりでいいよ。 なんていったって無期限だからね!いちばん飲みたいって思うものが見つかった時に使うのもひとつの手だよ。 俺は殆どお店にいるからいつでも顔店にきてね。 すぐに決まらなくてもいいし、福永くんにとっていいお酒を選ぼ。 …福永くん良い子だね…!おつまみのサービスも付けるわ! (秋らしい模様の便箋での手紙は、郵便屋さんにお願いしてポストに配達してもらった。自分を知っている人ならば亘を目指すのは止めておけと言われるだろうけれど、二人だけの手紙であればツッコむ人もおらず。ほくほくとして手紙の返事を書くと、いつか訪れるその時には歳の離れた後輩を笑顔で迎えるだろう) | |