h 霧人くんへ

331. 福永正愛
... 2018/12/30...Sun // 23:07:01

もうすっかり年の瀬だね。寒いけど、元気にしてる?風邪引いてない?
まだきちんとお礼が出来ていなかったから、こうしてお手紙を書かせてもらったよ。
ちなみに、これを書いている鉛筆はプレゼントの鉛筆削りで削ったものなんだ。

ブックマークとブランケットも貰ったのに、こんなに素敵な鉛筆削りまで…。
プレゼントだけじゃなくて、幸せな驚きとか嬉しさとかも、ありがとう。
貰ってばかりで申し訳ないなって思うけど、涙が出るほど嬉しくて、胸が一杯だよ。
あれから、一日に少なくとも一回は地球儀を回している気がするよ。
それに、使うあてもないのに鉛筆を削っちゃったりもして。
あんまり削りすぎて、もう削る鉛筆もなくなったのが、ちょっぴり残念かな。

もうすぐ今年も終わるけど、今年は霧人くんにとってどんな一年だったんだろう。
笑顔に溢れたものであったらいいなって思ってるよ。
僕も、本当に温かくて楽しくて、満ち足りた一年を過ごさせてもらったよ。

ちょっと早いけど…今年も一年、本当にお世話になりました。来年もよろしくね。
良いお年をお迎えください。

P.S.
これで好きなお酒を楽しんできてくれたら、嬉しいな。

(削りたての鉛筆で書かれたような文字の手紙に同封されるのは、一枚のチケット。内容は、宵宿のドリンク1杯無料券。伝手で手に入れたらしいそれは、同じく最近酒を飲めるようになったばかりの彼に贈りたくて。)

hn2 正愛くんへ

333. 杠霧人
... 2019/01/04...Fri // 02:15:15

(昨今、SNSなどのツールの浸透により年賀状という文化が薄れている。まさしくその世代ピンポイントの自分が年初めにポストの前にいた。元旦の日に家に届けられた馴染みの翁、島内の顧客、等々からの年賀状の束。去年はこれの半分以下だったはずなのに、この一年で島内の知り合いが増えたことを喜ぶべきか嘆くべきか。ともあれ、年賀状を出していない人から貰う年賀状が齎す、こう心を抉るような『え、マジで?感』に急かされ、急ぎかきあげた年賀状を投函。奇妙な解放感を胸に、遅れてもう一通。此方は年賀状ではないけれど…、年の瀬忙しく中々返事ができずにいた手紙の返信である。とても優柔不断で、頼りなく、それでいて優くて律儀な井戸端の友人へ向けた、手紙だった。)


年の瀬に手紙がくるからさ、誰かと思ったら
新年の挨拶より先に、ほんとキミは

律 儀 す ぎ !(『律儀』の文字を黒マーカーで強調)

誕プレって書いたでしょ?オレも帽子貰ったでしょ?
礼なんかホント良いんだって…大袈裟だよったく、もー……
まあ、喜んでもらえたみたいで良かった。
宵宿のドリンク券もありがと。折角だから二枚入れてくれればよかったのに。
そしたらキミも誘えたのにね、なんちゃって。

いつも正愛くんはあげてばっかだから、1年に1回くらいは
貰ってばかりの時があってもいいんだよ。

でも…いいね、鉛筆で書く手紙って味があるっつーか……なんか懐かしい感じ。

よくさ漢字一文字で今年はこんな年でしたって発表してるけど
あれマジすごいよね、今言えって言われてもオレには無理。
去年は…いや、この島にきてからずっと穏やかなくせに毎日が騒がしいから。

2019年になったね。
オレの今年はどんな年になるんだろ。
わかんないけどさ、来年の今くらいの時期にまた似たようなこと言えたら素敵だよね。

キミのこの1年も、どうか良い年になるように。
柄にもねーけど祈っとくよ。
今年もよろしくね。


(ほんの少しだけ新年感を切手へ込めて、ポストへ静かに投函し、宵宿へ向かう。三が日が過ぎたとはいえ、1日で正月気分を抜けるのはなかなか難しい。きっと今夜も宵宿では翁達がどんちゃん騒ぎをしていることだろう。)…ま、しょうがねーか。(アウターのポケットからドリンクの無料券を取り出し、緩く微笑んだ。)


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