i 晴臣へ!

51. ハル
... 2016/02/05...Fri // 19:36:11

予告状

今夜は誕生日パーティーです。
晴臣の時間をもらいます。
仕事が終わったら、
オレの部屋に来てください。

犯人より

(予告状にしては秘密めいたものも危険なにおいもしないカードである。雰囲気だけでもと、カードのデザインはシックでシンプルな紺色だけれど。思った感じにならなかった文面に、書きながら「あれー?」と首を捻ったことだろう。けれど、それもまぁいいかと。裏返せば)

オレは、晴臣が生まれてきてくれたことが
すっごくすっごく嬉しいです。
だから、今日はわくわくしてます。
たぶんこれは来年も再来年も、ずーーっと!

晴臣と恋人になってから
特別な日がいっぱい増えた。
これってすげーことだよな?

誕生日おめでとう。

(表よりも細かな文字で手紙を書いて。朝見てもらえるように、日付も変わった深夜に小さな紙袋と一緒にドアへ引っかけた。紙袋の中にはオレンジのランチボックス。包装された新品のプレゼント――ではなく、その中に定番ともいえるようなラインナップを詰めこんだ『お弁当』で。玉子焼きにウインナー、プチトマトにきゅうりがあればそれっぽく見える気がする。ウインナーは歪ながらたこになっているはずで、ご飯の上には久住お気に入りのふりかけ。ビギナー感は抜けないが、素材の味そのもののおかずばかりならきっと不味くはないだろう。ランチボックスの上にはハムスターのシルエット型のメモに「仕事頑張れー!」と、すっかり犯人っぽさを忘れたエール。暇な大学生はいそいそと、今夜のパーティーへ向け準備を始めて――)


お返事を書く


※半角英数字4-8文字

azulbox ver1.00